がんばれ!東北!地域情報「2015年4月」記事一覧

秋保温泉街の新名所、 恋人の聖地、覗橋♡ハート

2015年04月20日

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 仙台の奥座敷と称され約1500年の歴史ある名湯、秋保温泉の温泉街に、2014年1月、「恋人の聖地」に選定された「覗橋♡ハート」を見に行きました。全国に132か所ある「恋人の聖地」の一つに秋保温泉の覗橋が選定され、「恋人と一緒に覗橋♡ハートを見ると幸せになれるかも」という噂を以前から耳にしていました。覗橋は秋保温泉の入口にあるアーチ型の橋で、橋を挟んで上下約1kmには美しい渓谷の磊々峡が続いています。この橋から見下ろすとハートが見つかるというのですが...。私はこれまでに幾度も覗橋を渡っていますが、ハートを見た記憶はありません。どこにあるのだろうと気になっていました。先日、覗橋の近くを通りかかる機会があったので、磊々峡の無料駐車場に車を停め、歩いて橋を渡ってみたのでした。すると、橋の真下にある磊々峡の岩に、ハート型の岩の窪みがあるではありませんか。窪みには水が溜まって、日光が当たるとキラキラ輝きます。これまで全く気がつきませんでした。このハートは削ったのではなく、自然にできた窪みなのだそうです。

20150420_nozokibashi01.jpg 私は仕事の帰りに一人で立ち寄ったのですが、やはりここはカップルで訪れるべき場所でしょう。覗橋のたもとから下流には、約650mの磊々峡遊歩道が整備されています。エメラルドグリーンの清流と岩の景観や新緑を眺めながら散策するのは気持ちがよさそうです。また、磊々峡は5~9月の毎週土曜日と5/2~5、9/19~22の18時30分~20時30分にライトアップされる予定です。ライトアップの時には幻想的な渓谷の姿を見ることができますが、この岩のハートが光の反射で赤く染まって見え、プロポーズには絶好のチャンスなのだそうです。近々プロポーズを、と考えている方は、この機会にトライしてみてはいかがでしょうか。
 この日はさらに、覗橋から国道286号線を秋保大滝方面へ進んで、「太田とうふ店」で竹豆腐(税抜き1個300円)を購入しました。太田とうふ店は宮城県産ミヤギシロメ大豆や岩手産青ばた豆、北海道産黒豆などを使った豆腐を製造販売しています。中でも、青竹の中に宮城県産大豆の丸いおぼろ豆腐が入った竹豆腐は、その場で食べてゆく人も多い人気商品です。大豆のコクと甘みがしっかりと感じられ、まるでムースのように濃厚でなめらかです。ぜひ一度、味わってみてください。

20150420_nozokibashi02.jpg 仙台市にも桜が開花しました。覗橋から太田とうふ店へ向かう途中の羽山橋付近は秋保地区の桜の名所です。桜並木を眺めながらお出かけするのもよいでしょう。秋山質店のある郡山市から秋保温泉へは東北自動車道を通って2時間程度、仙台南ICから国道286号経由で約15分です。JR仙台駅からは青葉山トンネルを通って車で約30分、仙台駅西口バスプールからは、秋保湯元へ約30分の直行バス「秋保・釜房仙台西部ライナー」も出ています。


 
(写真:仙台観光コンベンション協会/記事:島崎聖子)