がんばれ!東北!地域情報「2014年10月」記事一覧

自分も町づくりに参加したい!気仙沼の高校生「底上げYouth」。

2014年10月08日

20141008_kesennuma_titlexx.jpg

 宮城県気仙沼市で「底上げYouth」という高校生グループが、気仙沼市を活気づけるための活動をしています。始まりは2012年、外部から気仙沼に支援に来ているボランティアグループの活動を見た高校生2名の、「気仙沼に住んでいる自分たちも町づくりに参加したい。何かできることがあるのでは?」という想いからスタートしました。2人は友人や後輩に声をかけ、7名で活動を開始。現在のメンバーは、今年3月に卒業したOB・OGを含め30人になりました。気仙沼の良さを全国に知ってもらい、地元の人にも地域の良さを見直してもらいたいと、4つのチームに分かれて様々な取り組みを行っています。「恋人チーム」は気仙沼市に「恋人」という言葉発祥の歴史がある"煙雲館"がある事に着目、気仙沼市内の恋人スポットを紹介するリーフレット作成したり恋人スポットツアーを実施したりしています。「おまつりチーム」は地域の伝統文化を再認識してもらおうと、気仙沼みなとまつりで自らが作成した団扇を配布して祭りを盛り上げています。「フードチーム」は"あざら"という郷土料理を若者の好みに合わせてピザやパスタにアレンジすることを考え、市内で試食会を開催しました。「人チーム」は気仙沼で活躍している人々を紹介するフリーペーパーを発行しようと準備中です。

20141008_kesennuma01.jpg 「底上げYouth」の活動をサポートしているNPO法人底上げの理事・事務局長の成宮崇史さんにお話を伺いました。「引っ込み思案だった子は、人前で意見を言えるようになり、リーダーシップを発揮できるようになりました。また、活動を通してより一層地元を好きになったように感じます」。また、地域の人々も高校生たちの活動に心を動かされて、「底上げYouth」の活動を応援し一緒にPRをしてくれるようになったそうです。「今後の活動内容については『参加している子がやりたいことをやる』ということを中心にしているので、特にすべきことや目標などは決めていません。その方が、主体性が育まれますよね。卒業して代替わりしても活動自体が引き継がれてゆくことと、仲間と一緒に楽しく気仙沼のために活動をするということ、この2つがこれからの方向性でしょうか」。
 自分の育った町の復興のために何かをしたいという純粋な思いが町の人々を動かし、活動を通して自分たちも成長し、それが後輩たちへと受け継がれてゆく―そうして、高校生が地域を変える一つの力になる。「底上げYouth」の活動から、未来に希望を感じられるような気がします。

20141008_kesennuma02.jpg 先日、私も恋人スポットを巡ってきました。郡山市からは東北自動車道の一関ICを経て気仙沼市内まで車で約4時間、ちょっと長距離になりますが、唐桑半島や岩井崎にも足を伸ばしながら旬の牡蠣を味わうのもおすすめです。公共交通機関を利用するなら、新幹線で一ノ関駅へ行き大船渡線に乗り換えて気仙沼駅に向かっても、一ノ関駅から高速バスを利用しても良いでしょう。仙台市から気仙沼行きの高速バスが出ています。ぜひ気仙沼市を訪ねてみてください。


(写真:NPO法人底上げ/記事:島崎聖子)