がんばれ!東北!地域情報「2014年2月」記事一覧

女子なら春こそ行きたい!福島土湯温泉。

2014年02月19日

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 福島県福島市の土湯温泉では2月1日(土)~3月31日(月)の期間、「ふれ愛つちゆ ひなまつり」が開催されています。今年で3年目のこのイベントは、東日本大震災後に土湯のこけし工人が復興の願いを込めて130㎝もの大きさの「日本一のこけし雛」を製作して始まりました。温泉街の各所にはこけし雛やつるし雛が飾られ、各商店に展示されているつるし雛をめぐるウォークラリー、つるし雛コンテストなどが行われます。中でも今年の見どころは「座敷雛」。座敷雛は、土湯温泉と友好地協定を結んでいる愛媛県鬼北町に伝わるものですが、鬼北町から職人さんがわざわざ土湯を訪れて技術指導をし、それに基づいて製作をしたのだそうです。ひな壇に雛人形を飾るのではなく、六畳ほどの広いスペースに山や川、野原などの風景を再現して、そこに雛人形を飾るもので、豪華絢爛で風雅、一見の価値ありです。更に今回は、福島県をはじめ山形や宮城の東北六県各系統のこけし工人さんに依頼したこけし雛が並びます。土湯の人々と支援する全国の人々との絆が作る「ふれ愛つちゆひなまつり」は、華やかな中にもぬくもりがある美しさで、雛飾りを眺めているとほっこりと心が温かくなります。

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 また、4月19日(土)・20日(日)には「土湯こけしまつり」も開催されます。こけし工人によるこけし製作実演やこけし即売会、こけし絵付けコンクールの作品展示などを予定しているそうです。さらに、昨年12月に誕生した福島市土湯温泉のキャラクター「きぼっこちゃん」にも会えるかもしれません。きぼっこちゃんはイラストレーターのサカモトタカフミ氏が地元住民のアンケートを参考にデザインをした、かわいいこけしの女の子です。

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 雛祭りにこけしにご当地キャラクターと、2月~4月の土湯温泉には女性好みの楽しみがたくさんあります。仁田沼の水芭蕉や太子堂のしだれ桜など、土湯にある花の名所も訪れたいものです。土湯温泉は福島市街地から車でわずか25分、郡山市からも1時間かからずに行ける距離です。仙台市内や山形市内からも1時間半圏内ですので、ぜひ足を運んでみてください。

 
(写真:福島土湯温泉観光協会提供/記事:島崎聖子)