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華やかなつるし飾りが圧巻!秋保に一足早い春の彩り。

2015年02月27日

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 秋保観光の拠点として利用できる入館無料の施設、仙台市太白区秋保町の「秋保・里センター」で、2月11日(水・祝)~3月22日(日)に「第14回手づくりおひな様展」が開催されています。

20150227akiu_01.jpg手芸サークル「こまつな会」のメンバーによる古布を使ったつるし飾りをはじめ、市民の応募作品や地域の子ども達の作品、古いひな人形などが飾られており、訪れた人たちも思わず「わぁ」と声をあげてしまうほどの華やかさです。特に目を引くのは、古布を組み合わせ一つ一つ丁寧に作られた約2500個の人形や縁起物が、高さ4mの天井から床に届くほど繋げられた「巨大つりびな」。おそらく膨大な手間と時間がかけられているからでしょう、豪華絢爛でありながら、ぬくもりを感じる作品です。一方、今年は33名から応募があった公募作品は、布や和紙、ガラスなど様々な素材を使い、デザインにも工夫が凝らされていており、どれも素晴らしい出来栄えです。また、子どもたちの作品は、それぞれ表情にも味わいがあってほほえましく、つい見入ってしまいます。

20150227akiu_02.jpg この催しは「秋保・里センター」開設年度に冬の秋保に彩りを添えようと企画されたのが始まりで、回を重ねるごとに来場者も増え、昨年は1万6千人ほどが見学に訪れました。期間中は、毎週土曜日には折り紙体験会やミュージックライブ(どちらも無料)を予定しています。さらに今年は、3月14日~18日に仙台市で開催される第3回国連防災会議に合わせて、「特別企画~日本文化に触れよう~」と題して、3月16日(月)10時~15時(菓子が空くなり次第終了)には「秋保の里 弥生茶会」(1席200円)、17日(火)10時~12時・13時~15時には「コマの絵付け」(費用200円)、18日(水)10時~12時・13時~15時には「竹細工づくり」(費用200円)も開催されます。地元、東北に暮らす私達にとっても、おひな様を鑑賞しながら日本文化を体験できる良い機会ですので、ぜひ訪れてみて下さい。

20150227akiu_03.jpg また、おひな様展と同期間中、秋保地域の宿泊施設や観光施設、飲食店を巡る「秋保温泉Hot(ほっと)ひな巡りスタンプラリー」も開催されています。スタンプを集めると、抽選で秋保温泉で使えるペア宿泊券など豪華景品が当たるほか、スタンプラリーのチラシの提示で、日帰り入浴の割引などの特典が付く施設もありますので、参加してみてください。
 人々の願いや祈りが込められた手づくりのひな飾りで彩られた会場は、明るく華やいでいて、春の陽だまりの中にいるような気持ちになります。秋保の温泉に浸かり、ひな飾りを鑑賞して、ほのぼのとしたひとときを過ごしてはいかがでしょうか。秋山質店のある郡山市から「秋保・里センター」へは東北自動車道を通って2時間程度、JR仙台駅から宮城交通バスの快速で約30分ですので、週末のお出かけにもちょうど良い距離です。

 
(写真/記事:島崎聖子)