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光が作り出す夜ノ森の桜並木、1万球増で明るさがアップ!

2015年01月06日

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 2014年12月6日(土)から、福島県いわき市いわき駅前大通りで「第3回いわき光のさくらまつり」が開催されています。福島県浜通りのシンボルだった富岡町の「夜ノ森さくら並木」に思いを寄せ再現したイルミネーションで、駅前大通りの36本のけやき並木に桜の形をしたLED電球が輝きます。今年は、昨年よりも1万球多い15万球が取り付けられました。また、これまで電球は幹と枝にまっすぐ付けてのですが、今年は巻いて取り付けているので、どこから見ても美しく全体に明るさが増した印象を受けます。このイルミネーションの特徴は、電球が桜の形をしていることと、白とピンクの電球を使用して満開の桜の色彩を作り出していること。温もりのある桜色の光に包まれて並木道を歩くと、夜ノ森の桜並木への人々の想いが伝わってきます。

20150106_いわき.jpg 夜ノ森の桜並木は、樹齢100年のソメイヨシノ500本が2.5㎞ほど連なり、花のトンネルとなる桜の名所です。東日本大震災の影響で、現在も並木の一部は9時~15時まで立ち入り可能な「居住制限区域」となっています。夜ノ森では、2014年春に4年ぶりに桜まつりが開催され、夜間のライトアップも行われました。
 いわき光のさくらまつりは、ペデストリアンデッキからの風景も美しく、白とピンクの光が混じり合い本当に桜の花が輝いているように感じます。連なる光を見つめていると、青空に映える満開の桜やライトアップされた幻想的な桜が思い起こされます。長年人々に愛されてきた夜ノ森の桜並木が来春も美しく花開くように、そしてこれからも福島の人々に希望をもたらすようにと、祈らずにはいられません。
 開催期間は2015年1月12日(月・祝)までなので、年が明けても見ることができます。新年の初デートが桜色のイルミネーションというのも素敵ですね。フォトコンテストも開催しているので、記念に写真を撮って応募してみてはいかがでしょう。締め切りは1月17日(必着)です。
 秋山質店のある郡山市からいわき市へは磐越自動車道を通って1時間20分程度、イルミネーション点灯時間は17時~23時なので、仕事が終わってから出かけても間に合いそうです。車でおでかけした際は、近隣駐車場を利用しましょう。電車でお出かけする際は、JR磐越東線で1時間30分程度です。高速バスを利用してもよいでしょう。


(写真/記事:島崎聖子)