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知っているようで知らない「質屋」の話 vol.45

2026年04月06日

ありがとうございます
ブレラ質アキヤマは開店19周年

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ブレラ質アキヤマは、4月5日に開店から19周年を迎えました。これもひとえに、お客様、お取引先様をはじめ、接客から店舗の維持管理まで支えてくれているスタッフのおかげです。改めて御礼申し上げます。

今回のコラムでは、ブレラ質アキヤマの19年間を振り返ってみたいと思います。

私が元・小学校の先生から質屋にキャリアチェンジしたいきさつは、過去のコラムでもご紹介させていただいた通りです。質屋の修業を経て、2007年に開店。質屋に持たれがちな「古い・暗い・近寄りがたい」といったマイナスイメージを覆し、「どなたにも入りやすく、快適に過ごせるお店」をめざしました。建物にはガラス窓をふんだんに使用し、明るく日が差す店内は天井を高くして開放感を出し、ディスプレイ什器やインテリアにもこだわりました。

ところが、念願のオープン翌年にリーマン・ショックが、さらに開店から丸4年を迎えようとしていた2011年3月には東日本大震災が発生しました。ブレラ質アキヤマは開店からわずか5年の間に、2つの大きな出来事に見舞われたのです。この5年間は、私にとって非常に長く感じられました。


不安な日々を乗り越えて

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どうにか店を続けられたのは、皆様が支えてくださったおかげです。震災では天井ほどの高さのある大きな什器が傾き、ガラスが飛び散り、ブランド品が床に転がっていた光景を、決して忘れることはないでしょう。建物と金庫が無事で、何よりスタッフにケガがなかったことが幸いでした。

また、震災や原発事故の後も、お客様が次々とご来店されたことが強く印象に残っています。金製品などを現金に換え、生活費や避難の費用、家の修繕費に充てるためでした。質屋はブランド品など華やかなお品物も多く扱いますが、このような非常時において、「町の質屋」として少しでもお役に立てたことは、私にとっても大きな励みになりました。

その後も、中古ロレックスや国産ウイスキーの価格高騰、金相場の変動など、さまざまな出来事がありました。そうした中で、お客様が持参された珍しいお品物に心を躍らせる一方、電動工具や商品券など、お仕事や暮らしに密着した商売であることを改めて認識してきました。お客様との対話を重ね、信頼関係を築く質屋の商売に喜びを感じる日々を過ごしてきました。

そして開店から19年目にあたる2025年は、売上と質預かり件数・金額がいずれも過去最高を記録し、感慨深いものとなりました。国内外の社会情勢が大きく変化し、金相場や物価上昇といった要因もありますが、それでもなお、ありがたいことだとしみじみ感じています。商売は始めることよりも続けることの方が難しく、価値があるものだと考えています。



明るく謙虚に
これからもがんばります

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ブレラ質アキヤマをご存知の方、ご利用くださっている方は、当店にどのようなイメージをお持ちでしょうか? 駐車場の広さや店舗の赤い看板、あるいは「金をはじめ買取価格が高いね」といった印象を持っていただけていたら何よりです。

実は、ブレラ質アキヤマは10年前にアニメーションCMを制作しました。あるイラストレーターの方に手掛けていただいたもので、2016年に第56回「ACC CMフェスティバル」にて東北地域ファイナリストに選ばれました。このアニメイラストも当店の顔の一つになっています。現在もローカル局で放送されており、だいぶ定着してきたようで、「あの先生のCMのお店」と言われることも増えました。テレビ以外にもYoutubeで公開しており、福島県内の道路沿いにCMが流れるLED看板やアニメイラストの看板を設置しています。キャッチコピーは「昔も今も、まじめがとりえ。」です。「これって質屋さんなんだね」と思っていただけたらうれしいです。

開店から丸19年、いよいよ20年目に突入した2026年も、初心を忘れず、リーマン・ショックや震災の不安の中で皆様に支えられた日々を忘れず、明るく謙虚に努めてまいります。引き続きご愛顧くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。