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知っているようで知らない「質屋」の話 vol.43

2026年02月21日

金だけでなく
プラチナ、銀相場も乱高下

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2025年の振り返り、第2弾は「プラチナ」と「銀」についてのお話です。

金相場のニュースがあまりにも衝撃的だったため、陰に隠れがちでしたが、2025年はプラチナと銀の相場も上昇し、いずれも過去最高値を更新しました。2026年1月に入ると最高値をさらに更新した後に大暴落し、相場は乱高下と呼べる動きを見せました。

まずは、プラチナ相場を見てみましょう。背景にあるのはやはり金相場です。2025年の歴史的な金相場の上昇を目の当たりにした多くの人が、「さすがの金も、これから3倍、4倍といった劇的な上がり方は期待しにくいのでは」と考え、金相場で得た利益を元手に、次なるターゲットとして注目したのがプラチナでした。金に比べて出遅れ感のあったプラチナに買いが集中し、一部のプラチナ貨やインゴットなどが品薄になったことで販売停止となりました。その後、プラチナ相場はさらに上昇し、2026年1月には15,000円超えの過去最高値を記録し、その直後に大暴落したのです。

次に銀相場です。2025年、伸び率でいえば、銀は金を上回るほど大きく上がりました。当店でも銀製品のお買い取りをしており、2025年のはじめは銀1グラム=100数十円ほどでしたが、今年の1月には1グラム=650円を超えました。ブレラ質アキヤマにおける銀製品のお取引量は前年の5倍以上に増えました。

金、プラチナとは違う
銀相場の特徴とは

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さて、銀には金やプラチナと大きく違う特徴があります。それは、「価格の安さ」です。相場が落ち着いていた時代、銀は安さゆえに大幅な値上がりを期待する人、投資リスクが比較的少ないと考える人も一定数いらっしゃいました。

その一方で、英語のことわざ「銀投資は未亡人になる」をご存知でしょうか。英語圏の金融トレーダーの間で銀(シルバー)が"Widowmaker(ウィドウメーカー=未亡人製造機)"と呼ばれていることに由来しています。つまり、「銀投資は全財産を失ってしまうほどのリスクを秘めている」という意味です。特に初心者の方が「銀は安全資産」と勘違いし、多額の資金を投入することに強い警鐘を鳴らしているのです。まさに2026年1月末から2月にかけて「銀投資は未亡人になる」が頭をよぎった人もいらっしゃるかもしれません。

金、プラチナ、銀相場上昇の共通要因は、アメリカの利下げやトランプ政権への不信などによる米ドル離れをはじめとする世界的な経済問題や政情への不安、戦争や紛争といった地政学リスクです。国内外で不安定な情勢が続くかぎり、貴金属の相場も予測が非常に難しいと言わざるを得ません。

元々、相場とはそういうものだといってしまえばそれまでですが、はっきりと言えることがあります。金、プラチナ、銀を売るときは「どこに売るか」をしっかりと見極めることです。ブレラ質アキヤマでも、これまで以上に貴金属の情報収集や相場のウォッチに努めてまいります。


【貴金属の相場について】
金、プラチナ、銀相場は日々変動します。売却をご検討の際は、当店ホームページに掲載している価格をご覧いただくか、お電話、あるいは店頭でお問い合わせください(本コラムは2026年2月21日に作成したものです)。