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知っているようで知らない「質屋」の話 vol.8

2018年11月29日

買取価格に差が付くオーバーホール

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腕時計は、人と共に行動する精密機械です。日光やホコリ、汗などにさらされるのは日常茶飯事。愛用の時計を長持ちさせるためには、オーナー様による日頃のお手入れに加え、プロの手によって細部までしっかりメンテナンスする「オーバーホール(略してOH)」が必要です。

オーバーホールとは、英語で「overhaul」=「精密検査」のこと。自動車のエンジンなどでも使われる言葉ですね。腕時計のオーバーホールは、裏蓋を外し、ケース内の機械や部品を取り出してすべてバラバラにするところから始まります。部品の一つひとつを洗浄した後、新品のオイルを使用しながら再度組み立てます。腕時計メーカーの多くが、5年ごとのオーバーホールを推奨しています。

せっかくオーバーホールを行うのであれば、ブレスレットなどの外装のお手入れも依頼されることをおすすめします。小さな傷なら、研磨(ポリッシュがけともいいます)によってキレイになります。これで大切な腕時計の中身も見た目もリフレッシュできますね。




腕時計のオーバーホールはブレラ質アキヤマへ

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新品のブランド時計のオーナーになったら、購入日が記載された保証書を大切に保管してください。中古の腕時計を手に入れた場合、前の持ち主がメーカー、あるいはメーカー以外の工房でオーバーホールを依頼したときの整備点検の記録簿が残されているかもしれません。もし残っていれば、捨てずに手元に残しておきましょう。オーバーホールのタイミングを逃さずにメンテナンスを行うことが、お気に入りの時計のコンディションを長く保つ秘訣です。

セルフメンテナンス&オーバーホールは、いつか手放すときの査定額にも大きく影響します。2018年秋はロレックス(特に「GMTマスターⅡ」「116710BLNR」)にプレミアが付いていますが、いつ、どのモデルが高騰するかわかりません。何より、毎日気持ちよく腕時計を使うためにもメンテナンスはとても大切なのです。

腕時計の修理工房と提携するブレラ質アキヤマは、オーバーホールも承っております。当店にご依頼いただくと、メーカーでオーバーホールするよりぐっとお安くなりますよ。実際、メーカーに依頼するより半額以下ですんだケースもあります。

安さの理由は、単純です。修理工房には複数のメーカーの時計がたくさん入って来ます。取り扱い件数がメーカーより圧倒的に多いため、その分、お値段に還元しているのです。「購入した正規代理店以外の店でオーバーホールしても、だいじょうぶ?」と思われた方もご安心ください。ブレラ質アキヤマが提携する修理工房には、元メーカー勤務の職人をはじめ、確かな技術をもつ人が在籍しています。信用が第一の質屋である当店が信頼する工房ですから、安心してお任せいただければと思います。(続く)